牛タンはアメリカ産やオーストラリア産でも下処理次第で美味しく食べられる

牛タンはアメリカ産やオーストラリア産でも下処理次第で美味しく食べられる

牛タンをブロックで購入してそのままの状態で何もせずに焼いてしまうと、お店で食べるような味わいを感じることができません。
血の味や臭みなどを感じる可能性が高いので、基本的に下処理をしないといけません。
きちんと下処理をすることで外国産の牛タンでも美味しく食べることができますから、まだ知らない人は処理の方法をチェックしておくのが大切です。
基本的に牛タンをブロックで購入した場合は、バックから取り出してお水で軽く洗うのが大切になります。
表面をお水で洗うことで余分な血などを落とすことができますから、臭みを減らすことが可能です。
その後に大きなボウルなどに水を入れて、その中にブロックごと投入します。
その状態で数分程度は放置しておき、水に血が出てきたら牛タンを取り出して、硬くて食べにくい部分をカットしていけば食べられる状態になるはずです。
食べにくい部分をカットした場合は、その部分でスープを作ればすべて美味しく味わうことができます。

牛タンの舌先はシチューなどの煮込み料理におすすめ

牛タンは同じかたまりからとれる肉ですが、部位によって固さや味が全く異なります。
一般的にタン元・タン中・タン先・タン下の4つの部位に分けられ、焼肉屋やステーキ屋などではタン中やタン元が主に提供されています。
牛タンは舌と言っても筋肉のかたまりなので、よく動く部分ほど固くなり、反対にあまり動かない部分は柔らかい傾向にあります。
人間と同様に牛も舌先にいくほどよく動くことになり、舌の根元はそれほど動きません。
あまり動かないタン元は脂が多いので、厚く切っても柔らかく食べることができます。
牛タンの舌先であるタン先は、固いものの味わいは変わりません。
そのため、煮込み料理にすれば、筋肉の繊維が崩れて柔らかくなり美味しく食べることができます。
シチューやカレーに向いた部位で、しっかり下ごしらえをして煮込むことでとろけるような食感に変化します。
また、ミンチにしてハンバーグに利用するのもおすすめです。
少し食感を残せば良いアクセントとなり、独特の噛み応えを楽しめます。